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限定の街を歩く

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「この時期、めちゃくちゃ歩きやすくてええわ。」

隣で歩く妻が嬉しそうに喋っている。本町と心斎橋の間あたり、[船場]と呼ばれる界隈を歩く。日時は2019年1月1日、16:00を少し回ったぐらい。普段であれば仕事中のビジネスマン、買い物中の人、観光客が行き交う場所。この時期だけは本当に何かあったのか?と思うぐらいひっそりとしている。

 

こんにちは、bootleg cityのフリヤです。
少し前にはなりますが元旦にこの界隈を歩き、改めてこの時期限定の雰囲気を味わったので、その辺りを少し。

 

普段の船場は人だけでなく仕事の車、特に運送関係の方の車がとても多く、活気に満ち溢れ、問屋、小売店などからひっきりなしに人も動き、そこから発進した台車の音が絶え間無く響くようないわゆる[商いの街]である。
しかしこの時期、お正月だけは静寂に包まれる。

難波や梅田なども少しは静かになりはするが、体験上この界隈のギャップが一番大きい。会社が多く、商業施設が難波や梅田からすると比較的少ないからだろう。

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この時期、できるだけ毎年歩くようにしている。
年に数日しか味わえない、限定の空気を感じに。

いつだったか、テレビでやっていた。ふと気がつくと周りの雑踏が一瞬にして消え、世界に自分一人しか居なく、人を求めて彷徨う話。深い内容までは覚えていないが賑やかな街が一瞬にして一人の世界になる。そんな少し不気味でもあり、神秘的な空気を、この時期に少しだけ感じることがある。

街灯は点灯しているがお店の電気は消灯されシャッターも閉まっている。人の居ない商店街にはこの時期独特の琴の音が古びたスピーカーから垂れ流されている。

こんなところに身を置いているとやはり妙に人恋しくなってしまいSNSを見る。
一番やってはいけない行為。せっかく限定の空気に包まれていたのに「あけおめ」的なポストが飛び交う世界を垣間見てしまう。これはいただけない。日常のツールを持たず、空気を感じながら歩くべきである。

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きっとこの界隈だけでなく、この時期だけではない別の、一年に数日現れる落とし穴のような日がそこかしこにあるはず。

敢えてその穴に入ってみる、そして感じる。そんなアソビがあってもいい。
限定の街、歩いてみてはいかがだろうか。

 

それでは今回はこの辺で。
最後までお付き合いありがとうございました。


独特の空気を含んだ限定的な街、夕方にもそれと似たような空気をふと感じることがあります。日が暮れそうな時間帯、「逢魔時」とも言われるように、この世とは別の空気が流れている一瞬が、あるのかもしれません。
解明するのは野暮というもの、ですね。


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